この物語はあるオフィスの始まりの終わりの物語である。

最初は掃除から始まった。
より居心地のよいクリエイティブな空間をつくるため試行錯誤。
模型作りに始まり、壁を塗り、床を張り、本棚を組み立て、デスクを作り、最後にサインを取り付け完成。
自分ひとりでは決して完成しなかっただろうこの城は、日々、自分の心に染みております。

イメージのなかなか固まらない自分に色々とアドバイスくださった所さん、
未熟な棟梁のもと、驚くべきチームワークで一生懸命内装を手伝ってくれたみんな、
資材の手配や電気配線など、無理を聞いてくださったYさん、Iさん、
そして搬入や騒音など色々とご迷惑をおかけしたアフタートークの皆さん、
そして外に向けて深夜まで煌々と灯るサインを作ってくださったKさん、
ホントに感謝です。

by 上田亮 from Sapporo

COMMUNE — CI, Name card, Direct Mail, Website, Sign and Interior

COMMUNE — CI, Name card, Direct Mail, Website, Sign and Interior / 2008
Art Director:Ryo Ueda [上田 亮]
Designer:Ryo Ueda [上田 亮]
Printing Director:Takaaki Tsukada[塚田 敬昭]
Web Director:Fumiaki Hamagami[濱上 文暁][Imaginary Stroke]
Special Thanks:前田麦・児玉美也子・福田大年・小堀里美・岩本尚浩・菊地景子・高橋理恵・所俊彦・石川工芸・リフォーム若葉

コミューンと名前を変えて、「よだれがでるようなおもしろいことを!」をテーマに、ロゴマークも一新。
名刺からもDMからもよだれがこぼれています。
 
 


 
特Aクッションというコースターによく使われる厚い紙にシルバーとシルバー箔押しのハーモニー。
遊びがありつつも、決めるところは決める。そんなイメージを抱かせるような名刺とDMに。
  
 
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コミューンという言葉には、共同体という意味の他に、親しく語る・親しく交わるという意味があります。
そのためにコミューンのオフィスは外に対して開かれた場所でありたいという思いを込めて、窓越しに外へ向けてサインを設置しました。
一見カフェかショップのように見えるかもしれませんが、そんな勘違いはウェルカムです。
そうやってコミューンに少しでも興味を持っていただけると幸いです。 
  
  


 
ウェブサイトはあくまでも器であるというコンセプト。
作品や内容を引き立てるために、ホワイトを背景に、色を一切使わず、装飾的なことはほとんど省いた引き算のデザイン。
見た目にはわからないすこしやっかいな構造を構築していただいた濱上さんに感謝!
そして、恥ずかしくも、嬉しいコメントを頂いた方々にも感謝!
そしてここに作品たちによって色がついていきます。

所俊彦[Toshihiko Tokoro]

広告制作会社 クリエイティブディレクション所事ム所 代表

上田亮へのコメント
向こうを見てる人。
小学生の時、みんながクラスの中で遊んでいるのに、
ひとりだけ裏庭が気になって、どちらかといえば、そっちを探検している子。
中学生の時、みんながアイドルに夢中になっているのに、
ひとりだけ大人びた洋楽なんか聴いちゃって、
服装も何故だかわからないけど、みんなと違って見えた子。
ハタチを過ぎて、みんながその辺の誘惑に目の色変えているのに、
ひとりだけ海の向こうを静かに眺めていて、回りから「冷めてない?」とか言われる男。
大人になって、みんなが二日酔いでウコン飲んでるのに、
ひとりだけ朝から「次」を探してて、ココロとカラダを動かしている男。
そういう男は、きっと、いつまでも、かっこいい。
上田亮は、僕には、そう映る。
このままだと悔しいので、チャンスを狙ってパンツを脱がしたい。

コミューンの外側のコミューン

コミューンの新事務所があるaftertalk bld.にてウェルカムパーティー。
1F 珈琲焙煎のシバタグラム、
1F 花屋さん「ブレスベリー」、
2F ナマラデザイン、
3F 所事務所、
3F アスタリズム、
のみなさん。
とfutaba&COMMUNE。

まさにaftertalkコミューン。

by 上田亮 from Sapporo

ワビサビ[WABISABI]

デザインユニット

上田亮へのコメント
亮くんはいい人だ。ぐうたらしたところを見たことがない。見てないだけかもしれないけれど、どうもぐうたらしなさそうだ。これは人柄の話だけど、デザインに関しても同じ。持ち前のセンスと、キリッと隙のない完成度で、おいおい、ちょっとくらいぐうたらしてみたらと言いたくなるほどステキなものばかり創っている。時には寝起きでヨダレの跡がついたまま、さらに後頭部がパッカリ割れていたり、打合せの途中でトイレから戻るとチャックが開きっぱなしだったり、ワイヤレスのヘッドフォンが、実は電池が切れていたり、ヒラギノのことを当たり前な顔でヒラノギと言ってみたり、そんなぐうたらな上田亮くんに会える日は来るのだろうか。きっと来ないのだろうなぁ。悔しい。

PROFILE
1999年、工藤“ワビ”良平と中西“サビ”一志によってつくられたデザインユニット。アドバタイジングからグラフィックデザイン、イラストレーション、ムービー、音楽まで幅広く活動している。JAGDA新人賞、世界ポスタートリエンナーレトヤマ金賞、ニューヨークADC銀賞・メリット賞、台湾国際ポスターデザインアワード銅賞、他受賞多数。

wabisabiウェブサイト

ヨハン・ファント[Johan Fant]

教師

上田亮へのコメント
亮と出会ってもう10年になるけど、そのの永い歳月の間、住んでいる国が違うという理由で決して頻繁に会っていたと言えません。しかし、その代わりに短期間ながら数回も一緒に住んで、近くからお互いを見たことがあります。そうして同じ屋根の下に暮すと、親しみが深くなっていく一方、もちろんお互いの悪い癖とか悪いところも知るようになります。で、場合によって相手の短所を嫌になって親しい関係が崩れ始めます。でも彼とそういうことは起こりませんでした。いや、その逆に何年もの永い間に会わなくても崩れない友情が生まれました。

というわけで、近くから見た亮の印象を簡潔に語りたいと思います。初めて出会った当時、彼はスウェーデン語を勉強している学生でした。その当時から、好奇心の強い・素直・美に対しての感受性が鋭い、という彼のイメージがありました。最近の8年あまり彼は僕にも伝わるような情熱でデザインをやってきました。といっても、彼はデザインだけではなく、デザインの道を辿りながらも、色んな物や人に関心をもって、寛容な精神で世の中をちゃんと受け入れている人だと思います。きっと、その好奇心の強さや偏見のない精神も彼のデザインを支えています。

前田麦[Baku Maeda]

イラストレーター

上田亮へのコメント
上田君とは知り合ってから、早4、5年?信用出来るデザイナーです。
そのクールな外見とは裏腹にけっこう熱いところもあり、かつては
「ナイフのように尖っていた!」という噂も!(真偽は定かではありませんが…)

またデザイナーとしての上田君は、芯が1本通っている今時珍しい職人気質。
時に頑固ともとれる場面もありますが(笑)それは、デザインの精度を極めるがための
いい頑固さと受け取っています。
おそらく、これから北海道、日本、海外と場所や時間に捕われず着実に良い物を淡々と
生産していくであろう純正グラフィックデザイナー。その活躍に期待です。

PROFILE
札幌在住。2005年よりフリーのイラストレーターとして独立。
日本、海外のマンガからインスパイアされたコミックのタッチを主軸としながらも、
現在それだけに留まらずモバイルコンテンツやキャラクターデザイン、リアルタッチ、
アートディレクションなど幅広い活動を行っている。

2003年には、日本・ロンドン8人のイラストレーター集団「GOBACK2D」に参加。
英国はロンドン・マンチェスターにてエキビジョンを開催。

主な仕事に、コンサドーレ札幌 チケットイラスト、楽天イーグスルスプレイヤーズ
チケットイラスト、STVアニメ『チビナックス』キャラクターデザイン、
フリーペーパーPILOT Vol.12~Vol.20 表紙ディレクション、
台湾KYMCOのCMキャラクターデザイン

前田麦ウェブサイト

長谷川圭介[Keisuke Hasegawa]

ライター/有限会社KITE(カイト)

上田亮へのコメント
上田の「う」
うっかりの「う」。
その仕事ぶりとは裏腹に、なかなかのうっかり者である。
いつだったかJR銭函駅で仕事の待ち合わせをしたことがあった。
時間になってもちっとも現れないので事故にでも遭ったんじゃないかと心配していると、携帯電話が鳴った。
「考えごとをしていたら乗り過ごしちゃって、いま朝里駅(銭函駅の次の駅)にいます」。
学生時代に自転車で遠出をした挙げ句、帰り道が分からなくなり、
お月さまをたよりにしながら帰り道を探したという武勇伝を持つ。
余計に迷子になったことはいうまでもない。
そんなことだから待ち合わせ場所に涼しい顔で現れる上田さんを見るたびに、
ここへ辿り着くまでに今日はどんな冒険をしてきたんだろうとついつい想いをめぐらせてしまう
(待ち合わせ場所でニヤけていたらゴメンナサイ)。
毎日がトム・ソーヤーのような上田さんだが、デザインとなると「うっかり」が影を潜めるのだからまったく感心させられる。
あるいは仕事の分の「うっかり」を生活レベルで解放しているのか。とにかく、月夜の晩の待ち合わせは注意が必要です。

PROFILE
ノンセクションライター(なんでも書きます)。
1976年愛知県生まれ。
北海道大学文学部卒業後、真夏の愛知と晩秋の札幌でそれぞれ一度ずつガードマンの仕事に就く(累計半年間)。
旅行情報誌の広告制作を3年半経験し、05年6月有限会社KITE設立と同時に同社へ。
雑誌記事の取材・執筆、広告制作、ウェブサイト制作、テレビ番組の企画などを担当。
ガードマン経験で培った誘導技術と動体視力を生かし、ますます混迷を極める世の中をペンで交通整理する。
keisuke@aozora-kite.com

中川貴博[Takahiro Nakagawa]

グラフィックデザイナー・ライター・クラブ・ラジオDJ

上田亮へのコメント
上田亮は臆病だ。
臆病という言葉に語弊があるならば、慎重派と言った方がいいのであろう。
かくいう自分も臆病者だ。
しかし、それが何かを生み出す作業に於いては必要なことの一つであると思う。
人一倍臆病であるが故に探求し、執着し、より良い完成品を導く事になるのであろう。
その意味では、上田亮には自分の臆病度はまだまだ足りないと思わされる事がある。

上田亮はいつも疑問を抱えている。
疑問も人を動かせる大きな要因だ。疑問を持つからこそ解決法を模索し、行動する。
そして、最適であろう答を導きだすことが出来るのであろう。

自分が彼と出会ったのは、彼がまだ本校の学生時代であるが、
当時からその好奇心の多さと、行動しようともがく姿勢が魅力的に映った。
そして、彼と一緒に卒業制作が出来、良い評価にも繋がったのは自分にも大きな自信となった。

まだまだ悩め、上田亮。
自分は君の幾つもの箇所に、若かった自分を投影させていることがある。
他人が受けた評価を自分の手柄のように感じてしまうのはいささか図々しいのだけれど、
君が生み出す幾多の評価を、即ち自分の嬉しさのように感じていたりするのだから。

PROFILE
学校法人 栗谷川学園 北海道造形デザイン専門学校
現在、翌年より発足予定の同校「特設イラストレーション学科」準備室担当常勤講師。
個人で行う諸活動はHEATIN’ SYSTEM名義で行う。
毎月第1木曜、札幌PRECIOUS HALL/FILLMORE NORTHにてイベント「ESCOLA DO JAZZ」を主宰

東井崇[Takashi Toi]

コピーライター/広告代理店

上田亮へのコメント
上田君はヘンだ。
わざわざ自分から、大変な道を選ぶ。
でも、その道は間違いのない道。
ホンシツを彼は常に探ろうとする。
「テキトーに、やってくれればいいから」という人とは、
ひょっとしたら、仕事はしにくいかもしれない。

上田君はヘンだ。
酔っぱらうと、
幼少時代に、指から不思議な糸が出た話をしだす。
その話に、私の妻は少し怯えていた。
(初対面の人にはしないほうがいい話かもしれない)

上田君は、何者なのか。
分からないからこそ、
私と上田君との付き合いは、まだまだ続いていく。

PROFILE
1977年生まれ。上田君と同じ年。
岐阜県出身。
リクルートの制作を東京と大阪で経験し、
2007年より札幌に。
どちらかと言うと、コピーを書きます。