スウェーデンの田舎で「Midsommar」を

6月に入ると、スウェーデンの本格的な夏が始まります。学校では学年が終わって長い夏休みがスタートし、会社務めの人たちも有給休暇をとり始めます。そんな時期に、夏の到来を祝う伝統的な祝日「Midsommar(夏至祭)」があります。この祝日はどんなものかと言うと、家族や友達と集まって、庭・公園・別荘などの屋外で、取りたてのじゃが芋と漬けたニシンを食べたり、バーベキューをしたり、踊ったり、遊んだりするような賑やかなものです。今年は友達が「Norrtälje」という町から少し北の方にある田舎の別荘でパーティーを開いてくれました。

天気はスウェーデンの夏らしく、やや不安定でしたが、嬉しいことに雨は降らず、家の周りには森と畑があって本物の田舎という感じでした。


ストックホルム地方の田舎にはこういう自然は多い。

それに、家から100メートルほどの距離に小さい湖があって、ちょっと泳ぐことも出来ました。


湖の多いスウェーデンでは湖で泳ぐのが普通。

そして、バーべキューやいろんな遊びをした後で、納屋でのパーティーは深夜まで続きました。そして、夜が明け始める頃、皆でビールを飲みながらサウナに入り、汗まみれになって、もう暑さに耐え切れなくなったら、ダッシュしてまた湖へ!


壁が赤くて、角だけが白いという外壁はいかにもスウェーデンらしい。

この日の夜は、夏なのにかなり冷え込んでいて、6・7度ぐらいしかなく、本当は湖に入ったらすぐサウナへ戻りたい。でも、靄がかかった明け方の湖はあまりに美しく、寒さを我慢して写真を撮りました。今年は最高の「Midsommar」を過ごせました。


まだ午前2時ごろなのに、もう夜が明けようとしています。夏のスウェーデンは日が長い。

by ヨハン・ファント from Stockholm

アジア最大のデザイン組織

自分も所属するJAGDA[日本グラフィックデザイナー協会]が毎年発行する年鑑「GRAPHIC DESIGN IN JAPAN」の2009年度版が発行されました。2,600名の会員が関わる広告、ロゴ、プロダクト、パッケージ、書籍、映像、ウェブサイトなどのカテゴリー作品の中から、厳正な審査を経て選考された作品が掲載されています。そして、出版を記念して東京ミッドタウン・デザインハブにて、「日本のグラフィックデザイン2009 GRAPHIC DESIGN IN JAPAN 2009」が開催され、掲載作品の中からセレクトされた約300点が展示されています。COMMUNEからは札幌ADCのトロフィーが展示されています。去年は自分も見に行きましたが、広告やグラフィックポスターやパッケージなど、現物で見ると迫力やディティールを感じることができ、なかなか見応えがありますよ。お近くに行かれる方は是非ご覧ください。
ちなみにJAGDAの会員は約2,600名でアジア最大の規模だそうです。JAGDAには会員限定のイントラネットがあり、全国のデザイナー・クリエイター達が日々交流・活動しているというのもかなりすごいことなんじゃないでしょうか。

2009年6月5日(金)~7月20日(月/祝)
11:00-19:00(会期中無休)
@東京ミッドタウン・デザインハブ

刑務所でお茶

じめじめしたお天気が続いているストックホルム。基本梅雨はないはずなのですが、珍しく雨が降り続いています。雨の合間をねらって、långholmenという島にあるcafeに行ってきました。ここのcafeのある一帯は1972年から1989年まで刑務所でした。現在は改装され、ホテル、cafe、レストランになっています。


cafe

刑務所(元)の割りには居心地のいいオープン(?)カフェで、夏になると地元の人から観光客までたくさんの人でにぎわっています。しかしこの日は天気は悪くなかったのですが、寒かったのでカフェはがらがら...。私たち以外誰もいませんでした。なので、ホテルの中も探検。


ホテル入り口


部屋

2年〜3年前にリノベーションされたためきれいでとても元刑務所とは思えない内装。でも、天井が吹き抜けになっていて、上を見上げると刑務所だったんだなーと思える造りになっていました。機会があったら泊まってみるのも面白いかもしれませんね。

by Makiko Watanabe  from Stockholm

日本への修学旅行

今春4月上旬、自分の教え子9人を連れて日本への旅に出ました。東京と京都を回る11日間の修学旅行。仕事で大好きな日本に行くのが決まったときは、もちろんとても嬉しかったです。でも、嬉しく思いながらも、やや不安もありました。1人旅に馴れてる僕は、普通日本に行く時は、全く不安を感じませんが、今回は自分だけではなく9人の生徒を連れて行くという責任もあったので、やっぱりちょっと緊張していました。


枝垂桜、八坂神社

嬉しいことに何も困ったことが起こらずに素晴らしい修学旅行になりました。春の京都と奈良でお寺や神社を見たり、花見をしたり、英会話学校の生徒と交流が出来たりして、東京と箱根で買い物をしたり温泉に浸かったりする、本当に満喫した旅行でした。生徒たちもそう思ってくれているに違いありません。皆は行く前からも、日本語を勉強していたし、かなり日本に興味を持っていました。でも、実際に日本に来て、日本の人と文化に触れ合えたおかげで、以前からあった興味をそそられて更に大きくなってきた気がします。「来年、また行きたいよ」とか「卒業したら必ず日本に留学するよ」と言っているのは、ほぼ全員です。それを聞いたら、高校時代の自分とまったく同じだと気付いて、懐かしい感じが沸いてきます。13年前のことになりますが、僕も初めて日本に渡ったとき、同じことを言っていたのを思い出しました。そういう訳で、今回は本当に色んな意味で素敵な旅行が出来たと思います。


英会話学校の生徒と東大寺へ

ちなみに、京都の八坂神社に行ったら、屋台で鮎の塩焼きを食べるという初体験もありました。僕は美味しく食べれたけど、生徒たちは気持ち悪いと言って食べるのを拒否しました。まあ、あいつらも何時か日本の食文化に馴れて、食べれるようになるでしょう!


自分も初体験の鮎

by ヨハン・ファント from Stockholm

“toki ga kureta coffee”-the liquid coffee made from aged beans and natural water of Hokkaido — Package

時がくれたコーヒー — パッケージ / 2009
Creative Director:Kenichi Mearashi[明嵐 謙一]
Art Director:Ryo Ueda [上田 亮]
Designer:Ryo Ueda [上田 亮]/Minami Mabuchi[馬渕 みなみ]
Copywriter:Kosuke Ikehata[池端 宏介]
Photographer:Kazuaki Shibatsuji[芝辻 和明]
Acount Director:Yukiko Kudo[工藤 裕紀子]
Printing Director:Suminao Otsubo[大坪 澄尚]
Client:infini coffee

「時がくれたコーヒー」、その名前の通り、生豆を3年寝かすことで渋みを抜いた豆で淹れたコーヒー。熟成に適した涼しくて湿度の低い北海道で寝かせ、日本の名水百選のひとつ羊蹄山の雪解け水を使用し、25年間コーヒーを淹れ続けている札幌のinfini coffee、宮越さんがみなさんにお裾分けしたいという気持ちで商品化したモノです。

デザインコンセプトは、「職人」と「機能美」。長きにわたり磨かれてきた熟練の技は無駄が無く、多くを語らず、ただそのものの良さに磨きを掛け、勝負する。時間がたつことで決して古くなるのではなく味になる、そんな佇まいや人格をパッケージにも持たせることを目指しました。ロゴマークは長い時間を掛けて少しずつしたたるコーヒーの滴、ミニマルなフォルムはかなりの数の検証をしたうえでセレクト。「時がくれたコーヒー」は素っ気ないようにシンプルで何気ない書体ですが、にじんだ感じを出すために、ほんの少しだけ太らせています。商品ラベルには手垢や汚れがついても味になるように、油紙のようなトレーシングペーパーをセレクト。クラフト紙の商品リーフレットは、多くは語らず。たたんで閉じてラベルにし、わらのヒモでキャップにつけました。ミシン目で切り離すと広げて読めます。そして外箱にはロゴマークと商品名のみをのせ、洗練されたプロダクトのパッケージのように無駄のないデザインに。

今回は明嵐さんを始め、僕や池端さんなど制作に関わったスタッフで、最初にイメージをきちんと共有することができたことで、デザインが最初からほとんどぶれませんでした。それは、みんながこの商品に対して想いを持ち、共有できたからだと思っています。商品のデザインをするときは、作り手の気持ちを大切にしたいと思っていますが、僕らも制作プロセスで試行錯誤するうちに、いつの間にか作り手として、この商品をとても好きになりました。そんな想いがこもったコーヒーです。