理想のまるたをもとめて

理想の丸太を求め、木工作家の辻有希さんの工房へおじゃましてきました。辻さんの工房「アトリエBeehive」は、木工のみならず金工や絵画など様々なクリエイターが共同で活動されている工房で、伺ったときも隣のスペースでは金属のカンカンカンという音が響いていました。そして、辻さんは今年の春にそれまで働いていた家具メーカーを退職され、フリーの木工作家としての活動を本格的にスタートされたばかり。使い込まれた大型の機械にまぎれて、ピカピカの道具がちらほら見えるのが印象的でした。そして、フリーになりこれまで以上に積極的に展示会などを行われるそうで、この工房から生まれる新たな作品がとても楽しみです。ちなみに、辻さんとは「とみおかクリーニング」のオリジナルハンガーの制作をはじめ、COMMUNEの事務所で使っているテーブルの天板や書棚の増設などで一緒にお仕事をさせていただいております。さて、そもそも今回は丸太を探し求めて工房へおじゃましたのですが、なぜ丸太を探しているのか?というと…それはまた後日。後日といっても雪が降るころですが笑 ちなみにヒントは「丸太はそのまま使いません!」

by Kazuki Murata from Sapporo

毎日届けられるあれのために24時間休みなく働くあれ

モノが作られている現場を知ると、そのモノがもっと好きになる。ということで、いつもお世話になっている竹尾さんとサクマさんにお誘いいただき、王子製紙苫小牧工場に行ってまいりました。最初にビデオを見て、それから工場に潜入。各工程では細部に渡りご説明いただき、本当に濃厚な工場見学。主に苫小牧工場では、全国の新聞用紙の30%を生産、他にはCOMMUNEでもよく使用する「アドニスラフ」シリーズも、前から使いたいと思っていた紙「苫更小判」や「特厚苫更ラフ」なんかもここで作られています。
 
丸太を水路に流し、マガジングライダーで粉砕して木材チップにして、古紙と一緒にパルプを作りブレンド、それをドイツJAGENBERG社の「抄紙機}という長〜い機械でプレス・脱水し、更に乾燥し、だんだんと薄い紙になっていく壮大な工程。すごいスピードで流され、プレスされていく原料がだんだんと薄い紙になって、最後には大きなトイレットペーパーみたいにロール状に巻き取られて紙が完成です。日々全国で発行される新聞の紙が作られる工程、その規模はまさに圧巻。ここまでの規模の工場なのに、オートメーション化が進んでいて、人がタッチする工程はすごく少ない印象でした。新聞というメディアがある限り、24時間稼働し続けるマシン。新聞社によって紙の微妙な厚や表面の加工なども調整するらしいのですが、その調整は24時間稼働し続ける機械を止めず、流しながら変えていくそうです(すごワザ)。
 
百聞は一見にしかず、ますます紙に興味がわきました。次回は特殊紙の工場にも行ってみたい。スウェーデンの製紙工場なんかも行ってみたいと思います。工場見学の写真はFacebookの「工場部-ものづくりの現場をのぞいてみよう」ページにアップしていますので、ご興味がある方は見てみてください。
 
by Ryo Ueda from Sapporo