長谷川圭介[Keisuke Hasegawa]さんから見た上田亮
ライター/有限会社KITE(カイト)
上田の「う」
うっかりの「う」。
その仕事ぶりとは裏腹に、なかなかのうっかり者である。
いつだったかJR銭函駅で仕事の待ち合わせをしたことがあった。
時間になってもちっとも現れないので事故にでも遭ったんじゃないかと心配していると、携帯電話が鳴った。
「考えごとをしていたら乗り過ごしちゃって、いま朝里駅(銭函駅の次の駅)にいます」。
学生時代に自転車で遠出をした挙げ句、帰り道が分からなくなり、お月さまをたよりにしながら帰り道を探したという武勇伝を持つ。
余計に迷子になったことはいうまでもない。
そんなことだから待ち合わせ場所に涼しい顔で現れる上田さんを見るたびに、
ここへ辿り着くまでに今日はどんな冒険をしてきたんだろうとついつい想いをめぐらせてしまう
(待ち合わせ場所でニヤけていたらゴメンナサイ)。
毎日がトム・ソーヤーのような上田さんだが、デザインとなると「うっかり」が影を潜めるのだからまったく感心させられる。
あるいは仕事の分の「うっかり」を生活レベルで解放しているのか。とにかく、月夜の晩の待ち合わせは注意が必要です。
PROFILE
ノンセクションライター(なんでも書きます)。1976年愛知県生まれ。北海道大学文学部卒業後、真夏の愛知と晩秋の札幌でそれぞれ一度ずつガードマンの仕事に就く(累計半年間)。旅行情報誌の広告制作を3年半経験し、05年6月有限会社KITE設立と同時に同社へ。雑誌記事の取材・執筆、広告制作、ウェブサイト制作、テレビ番組の企画などを担当。ガードマン経験で培った誘導技術と動体視力を生かし、ますます混迷を極める世の中をペンで交通整理する。
keisuke@aozora-kite.com
