Ryo Ueda

岩本尚浩[Naohiro Iwamoto]さんから見た上田亮

デザイナー

上田さんは、ヘッセ「知と愛」のナルチスを彷彿させる。ナルチスが修道院で思索し、信仰を生活の中心をおいているように、上田さんはデザインを生活の中心においている。見える風景をCMYKに分解し、話す言葉をタイポグラフィにして相手に届けているのだろう。僕も頑張らないとなぁと思いつつ「星の王子様 ニューヨークへ行く※」を見ている今もモニターの前で思索しているに違いない。しかも、上田さんはスウェーデンへ1人旅に出てしまうぐらいの行動の人だ。この思索と行動が一体となった時に、上田さんはどんなデザインをしどんなヒトになっているのだろう。

人間、とりわけ芸術家を人間らしくすることは、ひたすら「内面への道」をたどって実現されるのではなく、ただ実生活との創造的な対決によってのみ実現される。ーヘルマン・ヘッセ

※エディ・マーフィ扮するアーキム王子が花嫁探しにニューヨークへ行くコメディ映画。(1988/米)

PROFILE
1979年、北海道室蘭市出身。小学4年から高校卒業まで野球部に所属していたが、誰からも野球部だったとは信じてもらえない非体育会系。大学在学中は読書と映像制作を趣味とする非アクティブ系。VJをするためにMacを購入し、遊んでいるうちにデザインに興味をいだき、大学4年生の1年間ウェブマガジンSHIFT PRODUCTIONにインターンとして所属。卒業後、デザインプロダクションinsights.incを経て、広告制作会社IZAに入社。6年間、さまざまなジャンルの広告制作にたずさわる。もっとクライアントの顔がみえるような仕事を多くやりたいと思い、IZAを退社。2009年よりCOMMUNEに所属。