デザイン甲子園

4日間びっちりだった「Sapporo ADC コンペティション&アワード 2008」が終了しました。
運営委員として準備・運営から、参加者として出品・一喜一憂まで、濃い4日間でした。

今年は昨年よりも増え、エントリー数999、総点数2,141点の北海道のデザイン達が一堂に集まりました。
審査会は僕ら運営委員と会員だけでなく、学生ボランティアの皆さんも一緒になって運営は進みます。

部門は、ポスター、新聞広告・雑誌広告、ブック・エディトリアル、ジェネラルグラフィック〈平面〉、ジェネラルグラフィック〈立体〉、パッケージ、環境・空間・サイン・ディスプレイ、CI・シンボル・ロゴ・タイポグラフィー、WEB・インタラクティブメディア、TV-CM・映像・モーショングラフィックの10部門。審査委員には予定通り柿木原政広さん、左合ひとみさん、松下計さん、松永真さん、三木健さん、長内泰代さん、鎌田順也さん。そして僕ら運営委員は新人賞、会員も会員審査賞の投票をします。

各部門賞が出そろい、入賞作品が集められてのグランプリ・準グランプリの審査と新人賞審査。ここがもっとも盛り上がる場所です。ギャラリーもすごい!審査会には受賞した人もしてない人も、あらゆる人にその人なりの物語と感動があるんです。まるでスポーツの大会のような。新人賞には同じフットサルチームの一員でもある佐々木大輔くんと寺島デザインのカワモー(川本真也)が選ばれました。以前松永真さんの事務所にいた佐々木君が、松永さんのいらっしゃった年に新人賞を取ったのも一つの物語。グランプリには オリジナルフォント「オバケ!ホント?」、 フォント・ポスター・プロモーションブック・くるくるカード・ティッシュカバーの岡田善敬さんが選ばれましたが、岡田さんの受賞の物語も涙ものでした。今年は今までで一番拍手が長かった、本当におめでとうございます!

そして審査会の後は受賞パーティーと交流会。
裏グランプリとも呼ばれる各審査員のチョイス賞の発表もあります。
それに、松永さんを始め東京の審査員の方々のお話を聞いたり、デザイナーさんたちと交流するまたとない機会です。

札幌ADCにはまだまだ課題はたくさんありますが、1ついえることは、東京には決してなれない札幌で、みんなそれぞれ頑張ってるってことかも。
松永さんがおっしゃっていた、札幌は東京でも話題だということも素直に喜んでいいし、
審査員の皆さんが感じる北海道のあったかさとか世代を超えた一体感みたいなものを大切にしながら、
とにかく1年間切磋琢磨、想いを込めた仕事と作品をもって審査会に参加してみるのもいいんじゃないかと感じました。

パーティーには143名、2次会にも103名、3次会にも67名という、過去最大のパーティーになりました。
最後は松下計さんとともに不思議なダンスで締め、これも過去最大の一体感でした。

ボランティアスタッフに来てくれたIモ、Kさん、Mさん、Oさん、F君、I君、Kさん、M君、お疲れ様でした。
どうもありがとう。

そして最後になりましたが、わがCOMMUNEの作品も1点が2つ入賞&グランプリノミネート、12点が部門賞ノミネート。1点が入選しました。
入賞作品は「札幌コピーライターズクラブアワード2007 トロフィー」で、
ジェネラルグラフィック〈立体〉部門で銅賞と三木健さんのチョイス賞に選ばれました。

SCCのトロフィーの依頼を受けたときは、皆さん広告業界の方々なので、良い賞状をデザインせねばととても緊張しました。
さんざん悩んだ末、今回の「コピー用紙トロフィー」が完成したわけです。
トロフィーの依頼を頂いたTさんとSCCの皆さん、一緒にブレストをした高橋、無理なお願いを聞いてくださった印刷会社のTさん、本当にありがとうございました。
そしてチョイス賞に選んでいただいた三木さん、ありがとうございました。久々の関西弁にも癒されました。

それから、部門賞ノミネートには
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●ポスター部門:
 スキーリゾート トマム「RIDE ON TOMAMU」ポスター

●ブック・エディトリアル部門:
 イラストレーター作品集「BAKU」
 コンサドーレ札幌「VIEWING NOTE 2008」

●ジェネラルグラフィック〈平面〉部門:
 ショップ あーとぉ 名刺・ショップカード・DM・ショッピングバッグ
 COMMUNE 名刺・DM

●ジェネラルグラフィック〈立体〉部門:
 札幌アートディレクターズクラブアワード2007 トロフィー/賞状

●CI・シンボル・ロゴ・タイポグラフィー部門:
 ショップ あーとぉ シンボル・ロゴ
 COMMUNE ロゴ
 ポスター展「LINK」 タイトルロゴ
 ポスター展「NOT FOUND」 タイトルロゴ
 ポスター展「SCROLL」 タイトルロゴ

入選には
●CI・シンボル・ロゴ・タイポグラフィー部門:
 YAMAHA MUSIC HOKKAIDO「60 YEARS」タイトルロゴ

が選ばれました。これらの仕事でご一緒した皆さんにも感謝感謝です。
この後はJAGDAとTDCやNY ADCなどにも出品したいと思っています。そしてSADCでは来年も頑張ります。

そのほかの入賞作品は
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●グランプリ:
 岡田善敬/オリジナルフォント「オバケ!ホント?」
 フォント・ポスター・プロモーションブック・くるくるカード・ティッシュカバー

●準グランプリ:
 ワビサビ/スポーツブランド NIKE.COM ビルボードサイン

●新人賞:
 川本真也(環境ポスター展 生物種の絶滅 ポスター他計5作品)
 佐々木大輔(bar Flog 店内ツール他計5作品)

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部門1:ポスター
●金賞
 岡田善敬/オリジナルフォント「オバケ!ホント?」 ポスター
●銀賞
 ワビサビ/北海道殊印刷工芸 ポスター
●銅賞
 鎌田順也/大久保鋸刃物店 ポスター
●会員審査賞
 ワビサビ/NIKE.COM ポスター

部門2:新聞広告・雑誌広告
●金賞・会員審査賞
 前田弘志/靴修理店 しゃみ靴店 フリーペーパー広告
●銀賞
 藤田直樹/喫茶室 豆灯 雑誌広告
●銅賞
 長内泰代/製菓店「雪やこんこ/降ってはふっては」新聞広告

部門3:ブック・エディトリアル
●金賞
 岡田善敬/オリジナルフォント「オバケ!ホント?」
 プロモーションブック
●銀賞・会員審査賞
 市川義一/日記「筆墨365 Vol.2」
●銅賞
 鎌田順也/作品集「札幌ADC年鑑2007」

部門4:ジェネラルグラフィック〈平面〉
●金賞
 藤田直樹/森青果店 店内POP
●銀賞
 佐々木大輔/インプロバイド「Cultivate Seminar 04」
 告知チラシ・DM
●銅賞
 佐々木大輔/インプロバイド「Cultivate Seminar 03」
 告知チラシ・DM
●会員審査賞
 鎌田順也/コンペティション「Sapporo ADC アワード」 賞状

部門5:ジェネラルグラフィック〈立体〉
●金賞
 岡田善敬/オリジナルフォント「オバケ!ホント?」
 くるくるカード・ティッシュカバー
●銀賞・会員審査賞
 前田弘志/学生グループの提案コンペティション
 札幌メディア・アート・トライアル2008「環境」
 トロフィー
●銅賞
 上田亮/札幌コピーライターズクラブアワード2007 トロフィー

部門6:パッケージ
●金賞・会員審査賞
 寺島賢幸/行政 記念ワイン 600種類のラベル
●銀賞
 鎌田美智子/雑貨・ギフト「氷&鳥の巣」 ラッピングペーパー
●銅賞
 小林仁志/洋菓子「北海道焼きプリンアイス」 パッケージ

部門7:環境・空間・サイン・ディスプレイ
●金賞・会員審査賞
 ワビサビ/スポーツブランド NIKE.COM ビルボードサイン
●銀賞
 高橋宏比公/レジャー施設 湯元小金湯 施設サイン
●銅賞
 目谷裕美子/リラクゼーションサロン こころ 屋外・屋内サイン

部門8:CI・シンボル・ロゴ・タイポグラフィー
●金賞・会員審査賞
 岡田善敬/オリジナルフォント「オバケ!ホント?」
●銀賞
 鎌田順也/デザイン事務所 Levan VI
●銅賞
 藤田直樹/喫茶室 豆灯 シンボル

部門9:WEB・インタラクティブメディア
●金賞・会員審査賞
 水越洋/絵画展のための作家の作品集「Garden」
 インタラクティブ
●銀賞
 引地幸生/セルフプロモーション「Dancing Skeleton」
 インタラクティブ
●銅賞
 吉川枝里/動物園 どうぶつぬりえ ウェブサイト

部門10:TV-CM・映像・モーショングラフィック
●金賞
 熊沢洋男/北星学園大学「101色シリーズ」
 TV-CM15秒シリーズ
●銀賞
 鎌田順也/札幌ADC年鑑2007「CD-ROMオープニング」
 モーショングラフィック30秒
●銅賞
 石田和弘/食料品製造業 BENTOSS
 「ふらのワイン漬ステーキ弁当」TV-CM15秒
●会員審査賞
 石井K孝城/スキー場 加森観光「サッポロテイネ」
 TV-CM15秒

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審査員チョイス賞
●柿木原政広賞
 足立詩織/ポスター展「家族」 出品ポスター
●左合ひとみ賞
 目谷裕美子/リラクゼーション サロン こころ ポスター
●松下計賞
 竹田貴治/北海道地図「紙地図を再利用」 封筒
●松永真賞
 岡田善敬/オリジナルフォント「オバケ!ホント?」 ポスター・フォント
●三木健賞
 上田亮/札幌コピーライターズクラブアワード2007 トロフィー
●長内泰代賞
 西村淳子/スタイリスト 立石事務所 名刺・ステーショナリー
●鎌田順也賞
 岡田善敬/雑貨「POKER FACE」うちわ

また来年、熱いデザイン甲子園を。

by 上田亮 from Sapporo

デザインのボツについて語る。

「第3回 全てのデザイン連絡評議会」に参加。
グラフィック、広告、建築、インテリア、フラワーなど、様々なクリエイターが活動について情報交換する場。
グラフィックや広告以外のクリエイティブな方々とお話しする機会は貴重です。

今回のテーマは「コレ、ホントはどうなの?!『ボツアイデア』『ボツ仕事』プレゼン大会」。
COMMUNEは初参加で、プレゼンテーションはしませんでしたが、
皆さんのプレゼンはとても興味ぶかく、学ぶことが多かった。

キングオブボツにはmangekyoさんのとても大きなボツが選ばれました。

by 上田亮 from Sapporo

モチベーションポチッと

目谷裕美子さん「ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ」金賞受賞パーティへ。
目谷さんとは、自分がまだ学生の頃、寺島デザインへインターンでおじゃました時に初めてお会いしました。
右も左もわからなかったその頃の自分には、デザイン云々というよりは、
スピリチュアルな話が通じる数少ない先輩という感じでした。

それから6年ほどたち、自分も目谷さんも独立し数年。
自分でやるということは、すべてにおいて自分に返ってくる分、
喜びも大きいことではあるんですが、やることが格段に増えることで、
日々追われるような状態。なかなか大変なものです。

そんな状況の中、海外のコンペティションに参加されたモチベーション。
とてもエネルギーを頂きました。
そんなスイッチを常にオンにしておく意味で、挑戦することに意味がある。
そしてその挑戦で結果を出した目谷さん。
おめでとうございます。

デザインの裏のスピリチュアル話も楽しかったです。

by 上田亮 from Sapporo

アイデアの相乗効果ってあるんだ


photo by Hirotoshi Fukuda & Ryo Ueda

SMF(札幌メディア・アート・フォーラム)ワークショップ2008
講師陣は藤田直樹さん、鎌田順也さん、佐々木慶太さん、引地幸生さん、高橋宏比公さん、ワビサビさん、石井K孝城さん、前田弘志さん、長内泰代さん、山本健二さんと僕。
総勢100名ほどの学生さんたちが集まり、10グループに分かれてTシャツを作りました。

あまり干渉しないで自由にやってもらった去年よりは、
アイデアのふくらませ方や考え方の部分を少しアドバイスしました。
グループごとの作業なので、人と一緒にやることでお互いに受ける刺激や、
コミュニケーションの中で生まれてくる部分を大切にしたつもりです。

人と一緒にやることで生まれる新しい発想や、
何よりも楽しんでやるということを感じてもらえたらという思いです。
僕のグループの学生さんたちが最後の段階で少し団結してくれたのもすこし嬉しかった。

不覚にも風邪をひいてしまい、フィジカル的には不調な中ワークショップでしたが、
今年は2度目ということもあり、楽しめたような気がします。
それに学生さんたちのエネルギーを頂きました。

by 上田亮 from Sapporo

デザインを楽しめるようになる本


photo by Hirotoshi Fukuda

佐野研二郎さんの講演へ。

随所にビビット来る言葉たちを頂いた。
「Simple, Clear, Bold」に始まり、
「オリエンがプレゼンだ。」
「言語化できないアイデアは弱い。」
他にもたくさんありますが、
このお話を聞いただけで、明日から作るモノや働き方が変わりそうなぐらい良い時間でした。

アイデアが煮詰まったり、デザインが辛くなったりしたときは必ず、
サノケンさんの「workshop」を読み返します。
そこにはデザインを楽しむサノケンさんとその周辺が見えるから。
自分もそのオーラを少し頂いて、目の前にある仕事へ戻るのです。
そんな「workshop」の中で感じていたサノケンさんの幸せの空気感を今回は間近に感じることができました。

本人のお話では「JPEGの呪い」が一番気に入っているそうです(笑)が。
「頼まれたことをやる。頼まれたこと以上をやる。頼まれていないことをやる。」
が自分の座右の銘に刻まれました。
この言葉はデザイン云々ではなく、万人が人と関わっていく上で、人に喜ばれるための秘訣なのかもしれません。

by 上田亮 from Sapporo