アジア最大のデザイン組織

自分も所属するJAGDA[日本グラフィックデザイナー協会]が毎年発行する年鑑「GRAPHIC DESIGN IN JAPAN」の2009年度版が発行されました。2,600名の会員が関わる広告、ロゴ、プロダクト、パッケージ、書籍、映像、ウェブサイトなどのカテゴリー作品の中から、厳正な審査を経て選考された作品が掲載されています。そして、出版を記念して東京ミッドタウン・デザインハブにて、「日本のグラフィックデザイン2009 GRAPHIC DESIGN IN JAPAN 2009」が開催され、掲載作品の中からセレクトされた約300点が展示されています。COMMUNEからは札幌ADCのトロフィーが展示されています。去年は自分も見に行きましたが、広告やグラフィックポスターやパッケージなど、現物で見ると迫力やディティールを感じることができ、なかなか見応えがありますよ。お近くに行かれる方は是非ご覧ください。
ちなみにJAGDAの会員は約2,600名でアジア最大の規模だそうです。JAGDAには会員限定のイントラネットがあり、全国のデザイナー・クリエイター達が日々交流・活動しているというのもかなりすごいことなんじゃないでしょうか。

2009年6月5日(金)~7月20日(月/祝)
11:00-19:00(会期中無休)
@東京ミッドタウン・デザインハブ

時がくれたコーヒー — Package

“toki ga kureta coffee”-the liquid coffee made from aged beans and natural water of Hokkaido — Package / 2009
Creative Director:Kenichi Mearashi[明嵐 謙一]
Art Director:Ryo Ueda [上田 亮]
Designer:Ryo Ueda [上田 亮]/Minami Mabuchi[馬渕 みなみ]
Copywriter:Kosuke Ikehata[池端 宏介]
Photographer:Kazuaki Shibatsuji[芝辻 和明]
Acount Director:Yukiko Kudo[工藤 裕紀子]
Printing Director:Suminao Otsubo[大坪 澄尚]
Client:infini coffee

「時がくれたコーヒー」、その名前の通り、生豆を3年寝かすことで渋みを抜いた豆で淹れたコーヒー。熟成に適した涼しくて湿度の低い北海道で寝かせ、日本の名水百選のひとつ羊蹄山の雪解け水を使用し、25年間コーヒーを淹れ続けている札幌のinfini coffee、宮越さんがみなさんにお裾分けしたいという気持ちで商品化したモノです。

デザインコンセプトは、「職人」と「機能美」。長きにわたり磨かれてきた熟練の技は無駄が無く、多くを語らず、ただそのものの良さに磨きを掛け、勝負する。時間がたつことで決して古くなるのではなく味になる、そんな佇まいや人格をパッケージにも持たせることを目指しました。ロゴマークは長い時間を掛けて少しずつしたたるコーヒーの滴、ミニマルなフォルムはかなりの数の検証をしたうえでセレクト。「時がくれたコーヒー」は素っ気ないようにシンプルで何気ない書体ですが、にじんだ感じを出すために、ほんの少しだけ太らせています。商品ラベルには手垢や汚れがついても味になるように、油紙のようなトレーシングペーパーをセレクト。クラフト紙の商品リーフレットは、多くは語らず。たたんで閉じてラベルにし、わらのヒモでキャップにつけました。ミシン目で切り離すと広げて読めます。そして外箱にはロゴマークと商品名のみをのせ、洗練されたプロダクトのパッケージのように無駄のないデザインに。

今回は明嵐さんを始め、僕や池端さんなど制作に関わったスタッフで、最初にイメージをきちんと共有することができたことで、デザインが最初からほとんどぶれませんでした。それは、みんながこの商品に対して想いを持ち、共有できたからだと思っています。商品のデザインをするときは、作り手の気持ちを大切にしたいと思っていますが、僕らも制作プロセスで試行錯誤するうちに、いつの間にか作り手として、この商品をとても好きになりました。そんな想いがこもったコーヒーです。

トロフィーでトロフィーを頂いた。

今年で8年目を迎える「札幌ADC クリエイターズミーティング2009」。グランプリはオバケの岡田さん、準グランプリはおなじみのワビサビさん。今年は残念ながら都合がつかず欠席でしたが、大いに盛り上がったようです。SCC(札幌コピーライターズクラブ)のトロフィーで頂いた、ジェネラルグラフィック部門銅賞と三木健さんのチョイス賞のトロフィーは手元に頂きました。

今年のガラスでできたトロフィーは鎌田さんのデザイン。ひっくり返すと、スノードームのように雪が降る仕掛けがあります。とてもミニマルで、遊び心があるデザイン、かっこいい。三木健さんのトロフィーはおしゃれな額装がされていて、ストライプでできた「三木」の文字にうっすらと自分の名前が。とても繊細なデザイン、かっこいい。自分はよく「かっこいい」という言葉を使います。それはおそらく一般的に言うかっこいいではなくて、「良いデザイン」という意味に近い「かっこいい」なんですが、目的によりますが「良いデザイン」って、理由があって、本質を突いていて、無駄が無くて、美しくて、目的を果たしているものなような気がします。この2つのトロフィーはそういう意味で、とても「かっこいい」。

「札幌アートディレクターズクラブ クリエイターズミーティング2009」
2008年5月29日(金)18:00 OPEN/18:30 START
@cube garden[札幌市中央区北2条東3丁目2-5]
WEBSITE: 札幌ADC

by 上田亮 from Sapporo

「デザインノート vol.25」 — 誠文堂新光社

デザインノート最新号、タイポグラフィ特集、本日発売です。
COMMUNEのタイポグラフィが絡んだ仕事が掲載されています。

「デザインノート vol.25」
出版社:誠文堂新光社
定価:1,680円

by 上田亮 from Sapporo

あだちたびだち(すぺあ)

スウェーデンに行っている間に、寺島デザイン足立さんが東京へ旅立つということであだちたびだち会。あいにく自分は参加できませんでしたが、旅立ちのための足袋を履いたトルソーをプレゼント(最近ダジャレづいていますが…)。これにみんなが寄せ書きをして贈呈してくれました。写真は「あだちたびだち(すぺあ)」です。実はこれを持ってスウェーデンに旅立ち、アメリばりにメッセージと写真を送ろうかと思っていたんですが、荷物の問題と、足持って出入国は怪しすぎる関係で断念。でも、足立さんのブログにあるように、ホンモノはきちんと足立さんに届いたようです。ちなみにトルソーは東京の専門店から、足袋は奈良から。これで足立さんのよい旅立ちになれば。

by 上田亮 from Sapporo

ゴミも宝

ストックホルムから帰国し、まだばたばたしておりますが、思ったより早く送った荷物が届いたのでまずはこちらから。他人からすると中身が空っぽのゴミですが、自分にとっては大切な資料です。スウェーデンの伝統的な硬いパンKnäckebröd(大きくて丸いの)の新商品が出ていたり、YoggiやMjork、たまごなども新パッケージがでていたので購入。たまごなんかは毎日食べました。あと、日本でも多くなってきましたが、スーパーのドメスティックブランドのゴミ袋やジャムやORDNING & REDAの黒いホッチキス。これ以外にもガラクタと言えるようなモノをごっそりと3箱分送りました。

郵便用の箱もリニューアルしましたね。送料は、10年前は20kgMAXで250SEK、4年前は350SEKほどだったんですが、今回は10kg足らずの箱3つで1300SEK(約18000円)ほどかかりました(中身より高い!)。前にも書きましたが、最近は郵便料金や公共交通が値上がりしているそうです。写真の真ん中にある定期券も、昔は30日定期で350SEKほどだったと記憶してますが、今は690SEK(約10000円)です。ただ、ストックホルム市内の鉄道・地下鉄・バスが乗り放題で、夜はナイトバスが走っているので、それでも日本と比べるとお得ですが。ちなみにスウェーデンでは郵政民営化は日本より前に行われ、今では郵便局はほとんど見かけません。変わりにスーパーで郵便物を送ったり受け取ったりするようになりました。それも10年前とかなり変わった部分です。この荷物もICAというスーパーで送りました。

by 上田亮 from Sapporo

Tack så högst mycket!

5月15日、新型インフルエンザの影響もなく無事にストックホルムより帰国いたしました。
今回の滞在は友人達の助けもあり、今後の自分そしてCOMMUNEにとってとても有意義な機会となりました。
同時に、自分の力不足もあり期待していたことの半分ほどしか達成できませんでした。
なるべく早くまた行けるように頑張ります。
滞在中お世話になった皆さん、ありがとうございました。

Hej, Johan, Makiko, Alex, Peter, Yuko, Rhedin, Stefan, Christina och Sara.
Tack så mycket för allting!
Jag tror att komma snärt igen, kanske nästa år.
Vi ses i Stockholm!
Ha det så bra!

RYO

by 上田亮 from Sapporo

スウェーデン×信楽×北海道×デザインの可能性

豚インフルエンザが騒がれている最中スウェーデンへ出発となります。色々と脅かされたので、スウェーデンの状況をスカイプで友人たちに確認、メキシコやロンドンも意外に平穏だそうで、どうよやら過剰に反応しているのは日本人だけのようです。WHOがフェーズ6の宣言をしなければ、無事出発できそうなのでほっとしました。まあ、検疫があったら逆に楽しんでみようと思います。前回は1ヶ月の滞在期間で、やらないといけないことは雑誌の取材で数件の一軒家に住んでいる人たちを訪ねるのみ、あとはのんびりでした。今回は10日間のみの滞在で、しかもやることがたくさんあるので準備も大変です。スウェーデン、信楽、北海道、デザインが今の僕にとっての重要なキーワードです。やはり自分の生まれた場所や今いる場所、やっていることが自分の今を作っているような気がしますが、日本人であるということは変わりません。今回のスウェーデンではそのあたりでできることを模索したいと思っています。滞在期間も短いですし、毎日ばたばたしそうですが、1日ぐらいはストックホルムを楽しんだり、友人とのゆっくりした時間がつくれればなぁなんて思っています。昨日確認したら、いつも買っている1ヶ月の公共交通定期がかなり値上がりしたらしく、ちょっと悩んでます。昔は350SEK(4000〜5000円くらい)で、札幌で言うと小樽圏内ぐらいのエリアの鉄道・地下鉄・路面電車・バスに乗り放題でした。今は値上がりして700SEKほどするそうです。まあ日本に比べるととても安いんですが…。そんな細かなことですが、スウェーデンも4年もたつとだいぶ変わったかもしれません。そのあたりも楽しんできたいと思います。

by 上田 亮 from Sapporo

音楽とグラフィックの関係

まほうの絵ふで主催の「阿部海太郎×植原亮輔と渡邉良重LIVE & TALK」へ。ドラフトの話に始まり、「HOTEL BUTTERFLY」、渡邉さんのカレンダー、絵本「BROOCH」など、D-BROSの作品とそれに関わる音楽を作曲された阿部海太郎さんのLIVE。短くも密度の濃い時間でした。札幌ではこういう機会は貴重です。この前発売されたドラフト代表の宮田さん「デザインするな」を読み終わったところだったので、すごくタイムリー、最近ドラフトづいているような気がします。

阿部海太郎×植原亮輔と渡邉良重
LIVE & TALK at FAbULOUS
2009年5月2日(土)OPEN 18:30 / START 19:00
@FAbULOUS[札幌市中央区南1条東2丁目3-1 NKCビル1F]

by 上田亮 from Sapporo

北欧つながり

仕事の合間にヴィンテージ・アンティーク雑貨のセレクトショップピッコリーナさんの北欧マーケット「サッポロッピス」へ。先月行かれた買い付けのおみやげ話を効きながら、かわいいアンティークを見せてもらいました。僕が好きなストックホルムのカフェstringの話題なんかが通じるは人は今は周りにいないので貴重です。やっぱり自分は紙もの(実際は木のパズルですが)に惹かれるようです、3歳〜7歳児用(だっけ)の変わった形のパズルを購入。早速やってみました、31歳のおっさんが。簡単でしたが、パズルという懐かしい遊びと、出来上がるとその変わった形がより魅力的に見えて、うれしくなりました。

by 上田亮 from Sapporo