夏の終わりにお祭りがもうひとつ。

日が落ちると肌寒くなってきた北海道。もう短い夏は終わってしまったようです。

でも、夏が終わると札幌ADCの季節がやってきます!…が、その前に、6月に行われた札幌ADCクリエーターズミーティングのお話を少し。このイベントでは前年度の札幌ADCの授賞式が行われ、この年、審査員を務めた上田はチョイス賞として新居拓朗さんに世界でひとつしかない金色の狸のトロフィーを制作。あいにくこの時期はスウェーデン出張と重なり、直接手渡すことはできませんでしたがスタッフが無事に新居さんのもとへ。壇上での新居さんのうれしそうな表情がとても印象的でした。
 
地方コンペとしては全国最大規模の札幌ADC。今年も豪華な審査員による公開審査は、どなたでもご覧になれます。コピーライターさん、学生さん、デザインに興味がある方も、年に一度のデザインのお祭りに是非いらしてください。
 
「札幌アートディレクターズクラブ コンペティション&アワード2013」
 
審査日時:2013年9月14日(土)・15日(日)
審査会会場:ちえりあ[札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10]
入場無料
 
作品受付などの詳しい情報は札幌ADCウェブサイトにて
 
 
by Yuji Terada from Sapporo

理想のまるたをもとめて

理想の丸太を求め、木工作家の辻有希さんの工房へおじゃましてきました。辻さんの工房「アトリエBeehive」は、木工のみならず金工や絵画など様々なクリエイターが共同で活動されている工房で、伺ったときも隣のスペースでは金属のカンカンカンという音が響いていました。そして、辻さんは今年の春にそれまで働いていた家具メーカーを退職され、フリーの木工作家としての活動を本格的にスタートされたばかり。使い込まれた大型の機械にまぎれて、ピカピカの道具がちらほら見えるのが印象的でした。そして、フリーになりこれまで以上に積極的に展示会などを行われるそうで、この工房から生まれる新たな作品がとても楽しみです。ちなみに、辻さんとは「とみおかクリーニング」のオリジナルハンガーの制作をはじめ、COMMUNEの事務所で使っているテーブルの天板や書棚の増設などで一緒にお仕事をさせていただいております。さて、そもそも今回は丸太を探し求めて工房へおじゃましたのですが、なぜ丸太を探しているのか?というと…それはまた後日。後日といっても雪が降るころですが笑 ちなみにヒントは「丸太はそのまま使いません!」

by Kazuki Murata from Sapporo

毎日届けられるあれのために24時間休みなく働くあれ

モノが作られている現場を知ると、そのモノがもっと好きになる。ということで、いつもお世話になっている竹尾さんとサクマさんにお誘いいただき、王子製紙苫小牧工場に行ってまいりました。最初にビデオを見て、それから工場に潜入。各工程では細部に渡りご説明いただき、本当に濃厚な工場見学。主に苫小牧工場では、全国の新聞用紙の30%を生産、他にはCOMMUNEでもよく使用する「アドニスラフ」シリーズも、前から使いたいと思っていた紙「苫更小判」や「特厚苫更ラフ」なんかもここで作られています。
 
丸太を水路に流し、マガジングライダーで粉砕して木材チップにして、古紙と一緒にパルプを作りブレンド、それをドイツJAGENBERG社の「抄紙機}という長〜い機械でプレス・脱水し、更に乾燥し、だんだんと薄い紙になっていく壮大な工程。すごいスピードで流され、プレスされていく原料がだんだんと薄い紙になって、最後には大きなトイレットペーパーみたいにロール状に巻き取られて紙が完成です。日々全国で発行される新聞の紙が作られる工程、その規模はまさに圧巻。ここまでの規模の工場なのに、オートメーション化が進んでいて、人がタッチする工程はすごく少ない印象でした。新聞というメディアがある限り、24時間稼働し続けるマシン。新聞社によって紙の微妙な厚や表面の加工なども調整するらしいのですが、その調整は24時間稼働し続ける機械を止めず、流しながら変えていくそうです(すごワザ)。
 
百聞は一見にしかず、ますます紙に興味がわきました。次回は特殊紙の工場にも行ってみたい。スウェーデンの製紙工場なんかも行ってみたいと思います。工場見学の写真はFacebookの「工場部-ものづくりの現場をのぞいてみよう」ページにアップしていますので、ご興味がある方は見てみてください。
 
by Ryo Ueda from Sapporo

十人十色があつまるからこそ

7月4日・5日・6日に、旭川市・東川町・東神楽町にて開催された旭川木工コミュニティキャンプ2013(AMCC2013)に参加してきました。COMMUNEは3回目の参加で、わたくし村田は2回目の参加でしたが、昨年とはまた違う場所を見ることが出来たり、違う体験が出来たり、新たな人たちと出会うことが出来たりと充実した3日間を過ごすことが出来ました。さて、AMCCとは世界的家具産地である旭川に、全国各地・道内各地から木工製品を制作する人はもちろん、森をつくる人、木材を生産する人、デザインする人、売る人、広める人、人と人をつなぐ人など様々な職種の人が集まり、ゆったりとした時間を共有しながら繋がり学び合うイベント。遠いところでは、今年は沖縄県立芸大の学生さんも参加していました。そして、このイベントがきっかけで、作り手とデザイナーや売り手などがつながることで始まったプロジェクトも実際にたくさんあります。なかでも、旭川の高橋工芸さんと東京のデザイナー大治将典さん・小野里奈さんがつながることで生まれた、KAMIシリーズCaraシリーズはとても有名で、COMMUNEでもKAMIグラスを使って毎日コーヒーを飲んでおり、自分は自宅でも使用しています。このように、同業だけが集まって盛り上がるのではなく、異業種の人々が集まるからこそ、新たな何かが生まれるオープンで自由な素敵なイベントです。来年もぜひ参加出来たらいいなと思っています。

by Kazuki Murata from Sapporo

人に選ばせる何か


 
10年ぐらい自分で髪を切っていた僕が、誰かに切ってもらうならということで選んだmacro。いつもお世話になっているので、やっと咲いた札幌の桜を見るイベントにお呼ばれしました。楽しかったぁ。僕は10年ぐらい自分で髪を切っていたんだけど、数年前からextractがグラフィック、mangekyoがインテリアを手がけていて、面白そうなことをたくさんやっていたmacroで髪を切ってもらうことに。ずっと髪を切っていなかった僕がなんとなく選んだ、その「なんとなく」につながった何かが、グラフィックやインテリア、ウェブサイト、それ以外の思想や活動、人、全てでブランドは作られていくんだと思う。

by Ryo Ueda from Sapporo